10)網様体賦活系(RAS)/認知的焦点化

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脳の仕分けフィルターである網様体賦活系(RAS)を利用し、運を呼び込む体質になるために認知的焦点化理論を学ぶ。
これこそが、幸福な人生を歩むために必要なスキルです。
私たち人間は、無意識のうちに必要な情報とそうでないものの仕分け作業を行っています。

これを可能にする機能をRASと呼び、秒刻みであらゆる事象をフィルターにかけているのです。
そうして不要だと判断された情報は、脳内から消えていき、記憶にも残りません。
要するに、脳内で仕分けを行うことで、私たちは精神を安定させているわけです。

一方で、自分の意識した情報しか入ってこないため、違った価値観を取り入れづらくなるという盲点もあります。
今回は、網様体賦活系(RAS)と認知的焦点化について解説します。

 

 

網様体賦活系(RAS)とは

網様体賦活系(RAS)とは、人間の脳のフィルター機能。
あなたにとって重要な情報のみを記憶するために生まれたしくみとも言えます。
人間とは、忘れる生き物。

その中で、自分の興味のある・意識している情報のみを引き出し、記憶に留めるためにRASがあるのです。
こちらのしくみは、認知科学にも多々応用されています。

 

網様体賦活系(RAS)は精神を司るしくみ

RASによって脳内で必要・不必要な情報が仕分けられるからこそ、あなたの精神は正常に保たれます。
もしもこのフィルター機能がなければ、頭の中は混乱状態に陥ってしまうのです。

平常心を保ち、1秒単位で必要な情報のみを引き出せることは、常人であるための必須要素。
反対に、このRASが正常に機能しなくなった人間は、サイコパス・精神疾患になります。
混沌とした脳内に悩んでいる場合、このフィルターが作用していない証拠です。

 

網様体賦活系(RAS)が機能することによるデメリット

RASがなければ精神の安定性が確保できないとお伝えしましたが、実はこのフィルターがあるからこそのデメリットもあります。
それは、「自分にとって都合のいい情報しか仕入れられない」ということです。

あなたにとって興味のある・意識している情報だけが記憶に残ることによって、現存する自分の人格を改善・見直す機会を失ってしまうのです。
そうなれば、当然、自己啓発のチャンスを棒に振るうことになるでしょう。

このリスクについても、True Doors講座内で言及しています。
なりたい自分になるためのスキルアップ・心得の習得を目指す上で、RASのメリット・デメリットを知っておくことは絶対条件。

 

 

認知的焦点化とは

認知的焦点という言葉を耳にしたことのある人は少ないでしょう。
平たく言えば、「あなたが心の奥底で焦点をあてている物事・考え」ですね。
あるいは、優先順位・価値観とも捉えられます。

 

認知的焦点化のメカニズム

人が物事の焦点を絞り込む時、重要視するのは「時間」と「関係性」。
この2つの軸に則って優先順位・価値観を決めていくわけですが、ここで覚えておきたいポイントがいくつかあります。

・認知的焦点化されやすいのは「今起こっている自分事」

人間が最も焦点化しやすいのは、現在起こっている出来事であり、なおかつ自分に関わることです。
例えば、「今、自分は恋人にフラれて辛い」という場合などは、それ以外の出来事に焦点をあてることが出来ないほどの精神状態になりますね。

・認知的焦点化されにくいのは「未来の他人事」

未来の他人事と聞いて連想出来るのは、「世の中(社会)に注目されている芸能人の今後の活動内容」などですね。
自分とは無関係の人物の未来の話には無関心な人間が多いのです。

 

認知的焦点化と運の良し悪しの関連性

先にお伝えした認知的焦点化のメカニズムでは、人は「今起こっている自分事」に最も関心を寄せやすく、「未来に起こり得る他人事」には興味の薄いことがわかりましたね。
そこで次にお伝えするのは、認知的焦点化と運の良し悪しの関連性。
実は、認知的焦点化の幅が広いほど、運(ツキ)が上がりやすいのです。

●認知的焦点化理論の時間軸・関係軸の概念まとめ

時間軸の優先順位:自分>家族>友人>知人>他人
関係軸の優先順位:現在>2~3日先>自分の将来>子どもの将来>社会の未来
(引用元:http://www.showakikaku.co.jp/nintitekiriron.html)

こうした時間軸・関係軸をもとに認知的焦点化理論は形成されているわけですが、この項目すべてに関心を持つ人間こそが、最強の運の持ち主です。
逆に、自分事にしか焦点をあてられない場合は、犯罪者やサイコパスになりがち。

 

「運も実力のうち」という言葉は、事実無根というわけではありません。
こうした認知的焦点化の理論に基づいて述べられているのです。
ですから、「運なんてまやかし」とは思わず、しっかり向き合うべきと言えますね。

 

 

True Doorsでは、こうしたRAS・認知的焦点化の側面からも、「なりたい自分」になる為の学びを教授しています。
クリアで柔軟な思考を持つために、RASのしくみを理解して現状打破に努めること。
そして強運の持ち主になるべく認知的焦点化について学べば、また1歩幸せに近づけます。

 

 

 


 

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